Outdoor
since 1963
以前、Facebookで少し触れたことがありますが、現在クライムには、20年以上前に購入されたというSNOW PEAKのテーブルとキッチン、さらには、㈱ヤマコウ時代のパイルドライバーが展示されています。
どちらも、クライムに遊びに来てくださる客様からお借りしたものです。
SNOW PEAKの文字は少し薄れているものの、天板の光沢、道具としての機能は、まったく衰えを知らぬかのよう。
つい何年か前に購入したかのような美しさと機能を保っているのです。
現在は、Take!チェアと、FDチェアをセットして、ご来店いただいたお客様にゆっくり見ていただけるように展示してあります。
チェアに腰かけて、キッチンやテーブルをなでながらくつろぐお客様たちの姿を傍らで見ていると、まるでそこはキャンプフィールドの様。
瞬時に風景が変わるのです。
テントの設営が終わってくつろいでいるような、今晩は何のメニューにしようか…なんて相談しているかのような、この瞬間、私自身がフィールドで過ごしているかのような感覚に陥るのです。
きっと、お客様が、大切に大切に使ってきたからなのでしょう。たくさんの思い出がつまっているからなのでしょう。
昔から日本では、長く大切に使われてきた道具には魂が宿る、というような言われ方をします。
そのためなのか、そう感じるからなのか、道具たちを通して、その当時のお客様と道具たちの記憶が立ち昇ってくるかのように感じるのです。
道具を大切に使う人がいて、それに応える道具がある。
「長く使ってきた道具とあなたが織りなす時間は
どんなに優れた新製品を買っても手に入ることはない。
その時間を、人は愛着と呼ぶ。
スノーピークがあなたと作りたいのは、
まさにその時間なのだ。」(Snow Peak 2016 Outdoor Catalogより)
長く愛されてきた道具には、それを使ってきた人との大切な時間がつまっています。
そしてその道具は、愛されてきたがゆえに、思い出とともに語られ、次の世代へ引き継ぐことができる。
Snow Peakの、時間と愛情に応える物作りのなせる業なのでしょう。
ぜひ、お店で体感してください。
テーブルにつき、キッチンに立ってみてください。きっとあなたにも、フィールドでの楽しい時間が見えてくるでしょう。