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おすすめお出かけスポット「鳥海山 木のおもちゃ美術館」
2018年7月にオープンしたばかり、「鳥海山 木のおもちゃ美術館」に行ってきました。

今年の夏は暑い日が続いています。雨降りの時だけでなく、気温の高い日の日中に、お子様と一緒に室内で安心して遊べる場所があるといいですよね。

鳥海山 木のおもちゃ美術館

国登録有形文化財であり、地域の方に長年愛され、守られ続けたきた「旧鮎川小学校」に、「東京おもちゃ美術館」の監修のもと設立された施設です。
どんなところ?
「子ども達が、楽しく安全に遊べる木のおもちゃ箱。」
館内には、地元産の木を使った大型遊具や木のおもちゃが盛りだくさん。


小学校の体育館だった場所をそのままに、中心部に滑り台やツリーハウスを配置。

それを囲むように、小さいお部屋がおもちゃのテーマごとにたくさんあって、自由に出入りして、集中して遊ぶことができる。
少し落とした柔らかな照明に照らされた空間は、まるでおもちゃの森に迷い込んだみたいに不思議な世界。

所々に、まるで森の案内人のようなスタッフの方がおり、優しく丁寧に遊び方を教えてくれた。

「コミュニティスペースであり、発表の場」
「子どもが楽しむ施設」というだけでなく市内の林業関係者や子育て支援団体の新たな活躍の場として、子どもから大人までが楽しめる「多世代交流・木育美術館」とする事を目指しているとのこと。

オリジナルの木製玩具開発もしているというから、秋田発、由利本荘発の木のおもちゃを、一番最初に体験できるかもしれない。
「文化を伝える美術館」
小学校の教室をそのまま活用して、郷土資料館の収容品を展示している。

面白いのがその展示方法。
収容品を一室に整然と並べるのではなく、あくまでおもちゃ美術館の一部として館内各所に散りばめ、美しく楽しい展示品として見せる工夫がされている。

だから、難しくてちょっと退屈なイメージの郷土資料館じゃなくて、遊びの延長線にある、楽しく面白いおもちゃの資料館みたい。
時間と空間をゆっくり楽しもう

美しく趣深い旧鮎川小学校の雰囲気をそのまま生かしたデザインと、長い廊下を温かく照らすステンドグラス。

ちょっとカビたような懐かしい校舎の香り。
校舎の窓からは、可愛らしい「おもちゃ列車」が通るのが見える。

いろんな時間と空間が交差して、ふと、今どこにいるのかわからない錯覚を覚える。
そこはまるで、タイムトラベルの途中で迷い込んだ不思議の町みたいだった。
まだ、オープンしたばかり。
色々な企画やイベントも予定していることが伺えた。
木のおもちゃで、子どもと一緒に、子どもにかえって夢中で遊ぶもよし。

郷土資料や展示物にふれて、過去の故郷をしみじみと感じるもよし。
その空間を、匂いをその美しさを、タイムスリップしたような錯覚を味わうもよし。
子どもも大人も、ゆっくりと時間をかけて探検してほしい。そんな素敵な美術館でした。
▶︎鳥海山 木のおもちゃ美術館
場所: 秋田県由利本荘市町村鳴瀬台65
TEL: 0184-74-9070
ホームページ : http://chokaisan-wtm.jp/outline/index.html
開館時間: 9:00~16:00 (※最終入館は15:30)