デイキャンパークロサワによる「デイキャンプのすすめ。」

クライムでお店に立ち始めて3年が経ちました、スタッフのクロサワです。日頃は大変お世話になっております。いつも、キャンプでの体験やギアについてお客様に教えていただき、日々お勉強させていただいております。

お店でお客様のお話を聞いては勝手にキャンプに行った気になっていますが、今年はまだキャンプ場に行くことができておりません。そろそろ行かねばねぇです。太陽を浴びて、風を感じてパワーを充てんしなくては!

ちょうど一年前のことです。私がこっそりとデイキャンプデビューを果たしたのは。
当時、私が思い描いた理想のキャンプスタイルは、今思えば壮大過ぎる想像図。コンプリートするには時間を要しそうだったので、まずは、タープを張ってデイキャンプから始めてみようと意を決し、行動に移しました!

気軽に出来ることが一番だったので、まず初めに、二人で十分に過ごせるサイズのタープを選びました。そして、日差しはしっかり遮りたいので、面積の広い「レクタ」の形状にしました。
長方形でシンプルな形ですが、ポールを増やせばさまざまなバリエーションを楽しめるのがレクタ型の魅力です。これらの理由から、muraco(ムラコ)のレクタ2スパークに決めました。
素材に強いこだわりはありませんでしたが、このタープはポリエステルコットンで、火の粉で穴が空きにくい特徴があります。張り方にいろいろなバリエーションがあって、焚火をするときもダメージを受ける心配が軽減されるなんて!欲張りなわたしにピッタリなタープだと感じました。ポールは直径30mm、頼もしいスノーピーク製のものを使うと決めていました。

こうして、お気に入りのタープとポールを手に入れ、いざフィールドへ。しかし、外はあいにくの小雨だったため、まずは自宅でタープのグロメットにロープを結び付ける作業をしました。「もやい結び」をやってみることにしました。しかし、何もかも初めての経験だったので、これに結構手間取ってしまいました。今振り返ると、タープを張るよりも結果的にロープをタープに結び付ける準備に一番時間を要したように思います。ロープにもて遊ばれながらもなんとか出発準備が整い、ようやく出発。相変わらずの曇り空で雲行きが怪しい中、キャンプ場へ向かいました。向かっている途中、晴れて来たなら嬉しいところ、期待とは反対に雨がパラついて来ました。どうなる!?デビュー戦!と不安になりつつも、もうやるっきゃないのだと自分に言い聞かせながらキャンプ場に到着。受付を済ませ、小雨がパラつく中、なるべく雨で濡れないように大きな木の近くに張ることにしました。タープを広げると、部屋では巨大に見えたタープが、外では小さくなったように見えます。やっぱりフィールドは広大ですね!!

さっそく、「スノーピークマイスター」に教わった技と、動画で観たタープの張り方を思い出しながら設営に取り掛かりました。ポールを置いて、ロープはこの辺りで、ロープをペグに引っ掛けて、軽くペグを打ち込んで、ハラハラしつつ、さあポールを起こします。「どっこいしょ!」なんとかポールを起こすことが出来ました。だけど、なんか格好悪い。タープにシワが入ってピシッとしていないのです。よく見ると、ポールが地面に対して垂直になっていません。ポールはロープ頼みになんとか立たされているといった状態です。ここから微調整をしていきました。少しずらしてはチェックしてを繰り返しますが、いまいち真っすぐ立てられている気がしません。ここで、もんやりしているクロサワにビギナーズラックが訪れました!木の側に立てたことで、木の幹が垂直方向をガイドしてくれたのです。雨除けのために、木の側を選んだことが功を奏しました。無事、なんとかタープ初張りを達成しました。遂に成し遂げました!実行するまで結構な期間を要しましたが、こうして私はデイキャンプデビュー果たしたのです。

このあと、コーヒーを淹れるはずでしたが、ポットを忘れており自販機の缶コーヒーで一息つきました。コーヒードリップを楽しむはずが、残念です。それから、撤収時に気付いたのですが、ペグの向きが反対になっている箇所もありました。デイキャンプをやってみて気付いたことは、第一に、事前準備がとても大切だということ。この時のわたしは、意気込みだけは十分でしたが、準備不足で全体的に慌てていました。準備が出来ていれば、もう少し気持ちにゆとりを持ってリラックスタイムを楽しめただろうと思います。反省点は、次へと活かしてレベルアップして行きたいと心に誓いました。

デイキャンプの良いところは、テント泊と違って短時間でアウトドアを楽しめることです。宿泊となると、2日間のスケジュールと天候に注意を払いますが、デイキャンプは1日の間の5~6時間の天候に注目すれば良いので、雨のち晴れとか夕方から雨といった予報や、今回のように曇り時々雨でも気軽に出掛けることができます。

予定は立ててなかったけど、もしくは急に予定が空いてしまった、なんて時にでもキャンプ場へ出掛けてみてはいかがでしょうか。チェアを広げて木陰で休むだけでもリフレッシュになりますよ。紫外線に弱い私は普段、なるべく陽に当たらないように過ごしているので、初めてのチャレンジの時は、外に出てクタクタになりました。でも、気持ちのいい疲労感で夜はぐっすり眠れました。心と体のリフレッシュにアウトドア活動は欠かせませんね。今シーズンも、紫外線対策万全に、フィールドに出かけたいと思います。

 

▶muraco(ムラコ) RECTA 2 SPARK ¥26,400 (税込)

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