Chie Blog
宮沢海岸(秋田県男鹿市)でSnow Peak(スノーピーク)新型メッシュシェルターTP-925を子供と一緒に張ってみた。
暑いぞ夏だ!夏休みだ!それなら海水浴だ!ということで、男鹿市にある宮沢海岸オートキャンプ場「キャンパルわかみ」でキャンプをしてきました。

こんにちは、スタッフのチエです。
暑い…日焼けが嫌…なんて言っていられないのが夏休み。楽しみに待っていた子供たちの期待に応えるべく、海水浴をしがてら海キャンプです。
宮沢海岸 オートキャンプ場 キャンパルわかみ
秋田県男鹿市にあるこのオートキャンプ場は、「日本の海水浴場88選」に選ばれた、水のきれいな宮沢海水浴場がすぐ目の前。緑あふれるキャンプサイトからは雄大な日本海と美しい夕陽が望めるとあって、以前から行ってみたいと思っていたキャンプ場でした。

キャンピングカーサイト、芝生やウッドデッキのサイトや電源サイト、フリーサイトがあり、思ったより広いキャンプ場です。
水場も広々ときれいで、同じ場所にトイレと着替えのできる水のシャワー室もあり、海水浴からのキャンプinには最高の設備。
さらに、すぐ隣には「夕陽温泉WAO」があり、汗を流して遊び倒した疲れを取るにはもってこい。「夕陽温泉」の名の通り、時間帯によっては、日本海に沈む夕日を眺めながら湯につかることもできる。
食事や休憩できる広い座敷もあるので、頑張ってキャンプ飯を準備しなくても、エアコンの利いた室内でゆっくり食事なんてことも可能です。
サイト内は通路が比較的狭いので、お互いに気をつけながら走行。声を掛け合ううちに、ご近所さんみたいな、なんだかアットホームな感じがしてくるから不思議。
とにかく、海が見える場所を探してぐるぐるまわり、結局フリーサイトに場所を決めました。

水着とシュノーケル、虫カゴ、網にビーチボールなどなど、遊び道具をたくさん積んでチェックイン前に到着した私たち。
海が目の前にある好立地を確保して、「海だぁぁぁ!!!」とはやる気持ちが抑えきれない子どもたちを何とかなだめ、まずは今晩のお宿のテント設営をはじめました。
Snow Peak メッシュシェルター TP-925
今回使用したのが新しくなったメッシュシェルターTP-925。
シェルターとは、キャンプでいえば雨風をしのいで、みんなで食事や団らんを囲むリビングのようなもの。
タープと同じ役割ですが、タープには無い壁にあたるパネルやメッシュで囲われている分、虫の侵入を防いで虫刺されを防止できたり、パネルを閉めれば、急な雨風も防ぐことができるので、子供やペットと一緒のキャンプや、グループでキャンプをする時により快適に過ごせるものです。またその特徴から、夏の暑い時期や、天気が変わりやすい時期のキャンプにはもってこいのアイテムともいえます。
スノーピークのメッシュシェルターは、たくさんのメッシュパネルで風通し抜群。さらに、屋根の上にかけるルーフシートが付いたことで、日影が濃くなり、暑い時期のキャンプでもより涼しく過ごすことができます。

シェルターというと、設営が難しそう…と思っていましたが、フレームの数が少なく、単純な作りになっているので、エントリーユーザーでも設営しやすい、という前評判。
しかも、アメニティドームと連結することができる!
とても面白そうな幕なので、子供たちと一緒にトライしてみることにしました。
子供と一緒にメッシュシェルターを張ってみた。
広げてみると、なるほどフレームは4本だけ。長いメインフレームが2本と、短いバイザーフレームが2本。
しかも、アメニティドームやエルフィールドのように、フレームの先端と差し込むスリーブが色分けされているので、同じ色のスリーブに同じ色のフレームを差し込むだけ。
何とかなりそう!!ということで、子供たちの出番です。

まずは、出入り口となるドアパネルを風下に向けて幕を広げます。「どっちが風下?どっちどっち?」風下がどちらかを確認するだけで盛り上がる子供たちです。

幕を広げたら、メインフレームを通して、本体の四隅についているピンをしっかりとフレームに差し込んで立ち上げます。

まだシワシワだけれど、これで自立します。
自立したらペグダウン開始。ロープを伸ばしてだいたいの場所を決めたら、さあ頑張って!もちろんペグダウンは子供たちの仕事です。

炎天下の中のペグダウンは、さぞかし大変だろう…と思ったものの、意外や意外、トントンといとも簡単にペグが地面に入っていくではありませんか。
そう、砂浜の延長線上にあるキャンプ場のため地面が柔らかいのです。風にあおられたりするとペグが抜けやすくなるので、海や水辺に近くの地面が柔らかいキャンプ場では、ソリッドステークの40や50など長くて丈夫なペグを、タープやシェルター用に準備しておく必要があるなあと思いました。

今回は、地面にめり込むように深くペグダウンして対応。
日差しも強いので、休憩したり水分補給をしながらの設営でしたが、思ったより早く設営が完了してびっくり!
中に入ってみると、ルーフシートのおかげで日陰が濃くなり、涼しい!!

メッシュから吹き込んでくる風も心地よく、家族4人で座ってもゆったりとしていて、とても贅沢な気分になります。

と、ここまで完成するともう我慢できません。
「早く海に行こう!!」の大合唱です。まだ、テント部分のアメニティドームが出来ていませんが、ここで一旦小休止。子供たちをつれて海に向かいました。
宮沢海岸
日本海といえば、遠浅の穏やかな海を想像しますが、ここ宮沢海岸は想像していたより波が高い。
打ち寄せる波がザッパーン、ザッパーンと高く、潮が引くのも早い。

キャンプ場の目の前の海岸は、海の家が立ち並ぶ海水浴場から少し離れた場所にあります。メインの海水浴場のあたりならもう少し穏やだったかもしれませんが、そちらまで移動するのももどかしいくらいの子供達のはしゃぎぶり。そのまま海水浴を楽しむことにしました。

子供たちは、浮き輪につかまって波にのって大騒ぎ。私は近くで見ているだけにしようと思っていましたが、波が高いので、手の届く範囲に子供らを捕まえておかないと心配です。写真を撮る暇も、ゆっくりしている間も無く、びしょびしょになりながら一緒に遊ぶことに。もう、クタクタになるまで海を堪能出来ました。
後で出会った近所にお住まいの方に聞いてみたところ、このあたりは地形のせいか、ほかの場所に比べてやはり波が高く荒いそうです。
そのせいもあってか、広い砂浜には、絵に描いたようにたくさんのきれいな貝殻が打ち上げられていました。小さいお子さんを連れて遊びにくるなら、この貝殻を拾ったり、海の家がある波の穏やかな場所近くまで移動して遊ぶのがいいかもしれません。
はしゃぎ疲れて帰ったあとは…そう、アメニティドームがまだだった!!

疲れた~と文句を言う子供たちをなだめてすかして最後にもうひと踏ん張りです。
しかし、メッシュシェルターもたてられたことで経験値も上がったからか、サクサクとあっという間にアメニティドームは完成。

待ってましたとばかりにメッシュシェルターにドッキングすると…

「おおっ!!!」
すごい!なんかマシーンみたい!!!
広ーい!デカーイ!!!
子供たちは、疲れも吹き飛ぶくらいの盛り上がりを見せてくれました。

そうです。メッシュシェルターの面白いところは、アメニティドームとドッキングして使えるところ。ドッキングすれば、アメニティドームは寝室に、メッシュシェルターは続きのリビングとして、空間を最大限広く使えます。ファミリーやグループでのキャンプなら、ストレスなくテントやシェルター内のセッティングができ、動線もきれいにとれると思いました。そして、夏場のシェルターは安心感が違いました。夏のキャンプの大敵といえば「虫」。蚊やブヨ、アブや蜂やハエと、枚挙に暇がないほどたくさん訪れてくれます。特に子供連れなら、虫刺されが本当に困る。メッシュの壁があるだけで虫の侵入を防げるので、外遊びの心配事を一つ減らすことができました。

完成したメッシュシェルターとアメニティドームの秘密基地はまるで、ポンッと投げればボンッと現れる、ドラゴンボールに出てくるカプセルハウスみたい。アニメに夢中だった子供の時みたいに胸が高鳴り、私の疲れもどこかへ行ってしまったようでした。
遊んだ後は、お片づけ
キャンプ場の朝は早い。
子供たちは早朝からトップギア。
朝食前から「早く海に行こうよぉ、遊ぼうよぉ」と、待ちきれない様子。
はいはい、それじゃぁ出かけようか…と腰を上げたその時、

「カキ」食べませんか?」
近くでキャンプをしていた方から、嬉しいおすそ分け。
もう帰るから、と、私の手のひらより大きな岩ガキをたくさんいただきました。しかも、調理に使うカンカンまでおいて行ってくれた!
こんな立派な岩ガキ食べたことない!!ということで、さっそくカキのガンガン焼をスタート。

蓋に丸く穴の開いたカンカン(缶々)に岩ガキと水を張って、ガンガン火にかけるだけ。
お湯がブクブク沸いて、カキの口が開いたらできあがりです。
ふうふう、熱々に気を付けながら、ツルンといただきました。

磯の香りと、たっぷりとして豊かなカキの味わいが口いっぱいに広がって、それはもう気も遠くなるほどのおいしさ。
先を争って食べつくしました。
キャンプ場で、お知り合いになったりおすそ分けしたり。初めて会う人との何気ないコミュニケーションが自然とできるのも、キャンプの醍醐味の一つ。
子供たちにとって、学校では出会えないお友達や大人達とのやり取りも、普段できない良い経験になりました。

岩ガキも海水浴も満喫したら、お片付けです。
また次のキャンプでも気持ちよく使えるように、道具に感謝しながら撤収です。

みんなで協力してペグを抜いてロープを巻いて。フレームをまとめて幕をたたんで。

チェアもテーブルも、みんなみんな車に積み込んだら、最後にゴミ拾い。

遊ばせてもらったキャンプ場に感謝しながら、グルグルと周りのゴミ拾いをしました。
ゴミをなるべく出さない、そして散らかさない。いつまでもみんなが気持ちよく使えるキャンプ場であるように。子供たちが大人になってもきれいな海であるように。
今回の海キャンプも、色々な経験ができました。海辺ならではの注意点や楽しみ方があるものです。
夏休みも後半戦。まだまだ思い出づくりに間に合います。
自由研究を兼ねてキャンプに行くのもいいんじゃないでしょうか。
貝殻を拾ってフォトフレームに飾り付け。思い出の写真を入れて工作にしてみたり。
「テントの立て方」なんて、親子で体験談をまとめてみたり。
カニや小魚、海藻類を捕まえて観察してみたり。

野遊びは想像力。何にもなくても何でもできる。そんな気持ちで出かければ、子供も大人も関係なくなって、楽しめることが見つかるかもしれません。
※今回ご紹介したアイテムはこちら。

▶Snow Peak(スノーピーク) メッシュシェルター TP-925

▶Snow Peak(スノーピーク) アメニティドームM SDE-001RH

▶Snow Peak(スノーピーク) ジャンボキャンプシンク FP-150