Outdoor
MURACO(ムラコ)ライスクッカー C001入荷!!
飯盒(はんごう)の思い出
MURACO(ムラコ)のライスクッカーを見るたび思い出すのが、初めて行ったキャンプでの出来事です。
こんにちは、スタッフのチエです。
私が本格的なキャンプを初めて体験したのは、小学校5年生の時でした。
市が企画したイベントのようなものだったと思うのですが、市内の小学校5年生の子供たちだけ集めて、2泊3日でキャンプ体験をするというものでした。
フィールドワーク、テント設営、ロープワークなど、結構本格的な野外活動をしたのですが、根っからの不器用な私は、何一つ思うようにできなくて、少し不貞腐れたような気分になっていました。しかも、キャンプ場の水道から水が出なくなるというトラブルに見舞われ、気分は最悪…
もう、具合が悪いふりをして親に迎えに来てもらおうか…なんて、帰る口実ばかり考えていたのですが、その後、近隣の住民の方のご厚意で何とか水を確保し、食事の準備をすることになりました。
疲労もピークでしたが、やっと食事にありつける!という希望が見えたからでしょうか、一つぐらい何か活躍したいという気持ちにもなり、私は食事当番を買って出ました。
その時初めて目にしたのが飯盒(はんごう)です。
使い込まれたその飯盒は、あちこちデコボコしていてとてもいびつな形でした。
(こんな物で、いったいどうやってご飯を炊くのだろう?)
ギシギシと蓋を開けて、ポカンとした記憶があります。
しかし、何はともあれみんな疲労困憊、お腹もすいている。急いでご飯を炊かなくてはなりません。
指導者の教えに従って、ご飯を炊く準備をしました。
飯盒で飯を炊く
米を洗って水に浸します。
水道が使えず、近所のお宅からみんなでバケツリレーで持ってきた大切な水でした。
優しく洗って米を浸し、待つこと15分。
祈るような気持ちで焚火の炎にかけました。
みるみる飯盒はすすまみれに。ブクブクと水が吹きこぼれてもがまんがまん。
フタが落ちないように重石を乗せました。
吹きこぼれも熱々の蒸気もおさまったら、火から上げます。
まだまだ焦らずひっくり返して15分ほど蒸らしておきます。
飯盒の底を、ご飯がくっつかないようにと、木の棒でトントンと叩いておきました。
気づけば日も暮れて、みんなへとへと。今か今かと炊き上がりを待っていました。
「さあ、フタを開けてみて!」と、スタッフさんからやっとOKの声。
待ってました!!!
私は、恐る恐る飯盒のフタを開けました。
「わあ!!!」
ほかほかの湯気の向こうに、真っ白に炊き上がったご飯が見えます。
プツプツと開いた「かに穴」が、いかにもおいしそう。
その時かいだご飯の甘い香りと、ちょっと焦げたような焚火のすすの香りは、今でも鮮明に思い出せるほど、私の中に強い記憶として残っています。
私の初めてのキャンプ体験は、暑いうえに水が自由に使えないという、とても過酷なキャンプでした。
2泊3日も過ごしたのですから、友達とテントに初めて泊ったことや、野外活動など、いろいろ楽しかったこともあったとは思うのですが、暑くて辛くて疲れ果てた記憶しかないのが本当のところです。
でも唯一覚えているのが、飯盒でご飯を炊いて食べたことです。
必死に準備をして、出来上がったご飯のおいしかったこと。
その記憶があったからかもしれません。今でもキャンプが好きでいられるのは。
それからしばらく月日が流れ、今、久しぶりに飯盒を手にしました。
MURACO(ムラコ)のライスクッカーです。
ロゴもオシャレで、カラーもグレーとブラックの2種類。
だけど、なつかしいそのデザインを手に取るたび、あの暑い夏の日にかいだ、焚火とご飯の甘くほろ苦い香りを思い出します。
マルチクッカー
いろんな形のクッカーがあるなかで、飯盒(はんごう)を初めて手に取るという方も多いはず。
しかし、飯盒といっても、ご飯だけでなく、スープやみそ汁、ラーメンやうどんなどの麺類を作るのにも。
内蓋をフライパン代わりに使うこともできる、マルチクッカーです。
しかも、MURACO(ムラコ)のライスクッカーは、中にご飯の炊き方リーフレットも入っていて、初めてでも使いやすい。
グレーは、インテリアとして置いても違和感がないカラーなので、キャンプに持っていくだけでなく、リモコン、文具、雑貨など、あえてデスク周りの小物を収納するのに使うのにもおすすめです。
マルチに使えるライスクッカー。
今年の夏の思い出作りに、お一ついかがですか?
▶ MURACO(ムラコ) RICE COOKER(ライスクッカー)C001 ブラック ¥3,500(税別)
▶ MURACO(ムラコ) RICE COOKER(ライスクッカー)C001 グレー ¥3,500(税別)