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あこがれのアイボリー幕「ランドステーションLアイボリー」で初キャンプ!

コロナ禍で、なかなか開催できなかったクライムスタッフによるキャンプ研修。少人数ではありましたが先日久しぶりに行くことができました。
今回使用した幕は、スノーピーク ランドステーションLアイボリーです。

ランドステーションとは、大型のタープです。使用するポールの長さや本数を変えることで、変幻自在、様々な形や空間を生み出すことのできる、愛好者の多いプロ幕です。
私自身、初めてのランドステーション、そして初めてのアイボリー幕。今回は、初めて使ってみた率直なレビューをご紹介します。

カタログやWebで見る限り、広々とした空間を確保できるフレキシブルな形と華やかな見た目。しかし一方で、大型のサイジングなので設営が難しいのかな?というのが第一の印象です。

何はともあれ説明書を見ながら設営していきました。
210センチのポール2本がメインポールになります。両端に準備したポールを幕のメインコーナーのグロメットへ差し込んで、2又のロープをその上から掛けます。グイッとポールを立ち上げ、2又ロープを左右に張ってペグダウンすると自立します。
普段使っているヘキサタープは、メインポールさえ立ててしまえば自立してくれるので建てやすいと思っていたのですが、この大きなランドステーションもヘキサタープと同じ要領で立ち上げることができました!思ったより建てやすい!!

このランドステーション、カタログで「折り紙のような特殊構造タープ」と表現されているように、ポールを足したり引いたり、パネルを開いたり閉じたりすることで、様々な張り方ができます。今回は、メインポールの他にサブポールも2本使い、開口部を広く取って出入りもスムーズにできるベーシックな張り方にチャレンジしました。大型のタープなので、美しく張るためにはポール位置の微調整が必要です。左右対称に美しく見せるため、ちょっとづつちょっとづつポールを立てる位置を調整します。初めてのチャレンジだったので、けっこう試行錯誤しましたが、これも自由度の高いタープならではの魅力。使うたびに毎回違った表情を見ることができると思うと、また次回のキャンプへの期待が高まります。
完成した幕内に入ると、本当に広々としていて快適そのもの。ちょっと汗をかいたので、ファスナーを開いてパネルを開けると、スーッと気持ちの良い風が。さらに開放的な気分に。

そしてこの「アイボリーカラー」。いつものキャンプ場にいるのに、まるで初めて訪れた北欧の美しい森の中のよう。グラマラスな気分を最高に盛り上げてくれました。
日中は、キャンプ場の緑の芝に白がよく映え、さらに夜には、ランタンの灯りに照らされた幕が、闇夜に浮かび上がる幻想的な雰囲気に。同じ幕なのに、一日を通してまるで違うものに見えたのも、新たな発見でした。私は特に、「夜のアイボリー幕」の魅力に惹かれました。ランタン「ほおずき」の暖色系の灯りが連なる様子もまた美しく、ランドステーションを使ったキャンプを経験できて良かったと、心底思えました。

夏の晴れた日はもちろん、紅葉深まる秋にも、アイボリー幕そして変幻自在なタープのランドステーションはとても魅力的です。四季折々の美しい風景とともに、キャンプの思い出を写真に収める楽しみもできますね。今度はどの場所で、どんな張り方を試してみようか…なんて、次のキャンプがさらに楽しみになる体験でした。

 

 

▶Snow Peak(スノーピーク) ランドステーションLアイボリー TP-821IV ¥110,000(税込み)