Gift

青森の四季と香りを楽しむ器。~津軽びいどろ 盃コレクション はるがすみ~

四季を感じるハンドメイドガラス


かねてより、ガラス細工をお店で取り扱いしたいと考えていました。しかし、その種類は多岐に渡り、簡単にセレクトできないまま時が過ぎて行きました。流行りのデザインを加えたばかりのグラスや、安価で使い切りのような物が売れている事にどこか違和感を感じていたせいでしょう。クライムならどんなグラスをお客様に紹介できるだろう、そんな事を考えながら探していた時に出会ったのが、「津軽びいどろ」のハンドメイドガラス達です。流行りでは無く本物を、今だけでは無く、10年後もその先も大切に愛でていただきたい。そんな願いを込めてセレクトさせて頂きました。

その小さな器から、まるで四季折々の艶やかな色彩や温度が匂い立つようで、瞬間に心奪われたのが「津軽びいどろ」との出会いでした。思わずその盃をのぞき込み、裏を返して光に当てたりして、心が騒ぐ正体を探しました。ちょっと厚みのあるどこか不均衡な形に、一つ一つ違った色合いの盃です。まるでそれ自体に命があるかのようで、じっと見つめていれば底から酒が湧き出すかのような不思議な感覚さえ覚えました。

「津軽びいどろ」を生産する北洋硝子の始まりは1949年、漁業用の浮玉(うきだま)製造からでした。当時は他にも浮玉を製造する工場がありましたが、北洋硝子の吹き上げる浮玉は他に比べ丈夫である、という確かな品質の評価を得て、1973年には国内トップの生産高となりました。

その後、浮玉がプラスチック製に切り替わったことから、長年の浮玉製造で培った「宙吹き」の技法を用いて大ぶりな花器などを生産。また青森という交通が不便な地理的条件もあり、色ガラス等の原料も自社で調合して補ってきました。

その成形技術と色ガラスを掛け合わせた工芸品として、1977年に食器や花器などで構成された『津軽びいどろ』が誕生しました。職人たちは技術開発にも力を注ぎ、美しい色ガラスの調合や、高い技術を要する技法もほぼ独学で習得するなど、常に新しい技へのたゆまない努力を続け、現在では青森県伝統工芸品の指定を受けるに至りました。(ホームページより抜粋。)

●津軽びいどろイメージ動画 https://youtu.be/_aCSzImqt0E

 

そんな”びいどろ”職人たちの技術とアイディアの詰まった魅力あるアイテムは多岐にわたります。その中でもクライムが特にセレクトしたのが酒器です。クライムがあるのは酒どころ秋田県。酒蔵も多く、日本酒の愛飲者も多い土地柄です。日本酒の確かな味わいをさらに深く旨く感じるための酒器として、津軽びいどろの盃をぜひお試しください。ハンドメイドならではの、一つ一つ違った個性を持った器です。特別な日の一杯に、特別な方への贈り物に。また、酒の肴を盛る小鉢として楽しむのもおすすめですよ。

 

●津軽びいどろ 盃コレクション 盃 はるがすみ

日本の美しい四季の風景を表現した『盃コレクション』。「はるがすみ」は、雪解けの冷たさ残る清流に、桜の花びらが舞い散り混ざり流れゆくような鮮烈な美しさを感じる盃です。クライムのある秋田県大仙市の隣町「美郷町」にある「栗林酒造」の作る銘酒が「春霞」。清流の里としても有名な土地で生まれた同じ名の酒を、ぜひこの盃で味わいたいという思いでセレクトしました。

 

▶津軽びいどろ 盃コレクション 盃 はるがすみ ¥1,430(税込み)