一杯の味噌汁から「生きること」を学ぶ

2016年 秋のことです。

秋田県大仙市太田町で開催された、とあるイベントで知り合った女性。

 

田口名緒さん。

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男の子4人のお母さんで、ヤンチャに走り回る子供たちをハラハラ、ニコニコ見守りながらそこにいらっしゃいました。

 

共通の友人がいたこともあり、話をしてみると、なんと、愛知県からここ太田町に嫁いできたとのこと。

興味津々!さらに聞けば、太田町で「一杯の味噌汁プロジェクト」なる活動をしている、とのことでした。

 

お子さんの食べ物アレルギーをきっかけに、「食べること、食べるもの」にきちんと向き合うようになったという田口さん。
「食べること=生きること」という気づきをきっかけに、このプロジェクトを始めたそうです。

 

 

太田一杯の味噌汁プロジェクト

 

秋田市で既に活動していた「一杯の味噌汁プロジェクト」に共鳴し、太田ならではの活動を展開するために2016年4月に発足し、今年で4年目となるプロジェクトです。

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暮らしの基本となる食、さらにその食の基本である「一杯の味噌汁」を見つめ直すことで、食べること、生きることに思いをはせたいという”母の思い”から始まりました。

 

 

そして食育に留まらず、地域の魅力も発信することも活動の柱に据えています。

 

ここ太田町(のみならず県南ひいては秋田)は米どころであり、糀文化や発酵文化が非常に豊かです。

味噌の原料である大豆を生産する農家も多く、ちょっと前までは各家庭で「手前味噌」がつくられていました。

プロジェクトはこのように、地域の産業、伝統、魅力と共に活動を通じて知り合った「人、暮らし、地域に丁寧に向き合おう」とする素敵な人たちにもスポットを当てて、その活動や想いを、広く伝えて行くことも目的としています。

 

どんな活動をしているの?

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▶︎豆の学校コラボあそびばつくろ
大曲農業高校・太田分校のGLクラブ協力のもと、親子で豆を育てその豆から味噌を仕込む活動。

 

▶︎地元の幼稚園・小学校と味噌仕込み

 

▶︎各種イベント販売、ワークショップ
などなど、年間を通して、食と地域に根ざした様々な活動をしているそうです。

 

 

 

少子高齢化、人口減少、農業や産業の担い手不足などなど、将来に様々な課題を抱える秋田。

 

でも、様々な活動を通して、「カッコいい!楽しい!暮らしin秋田」を実践している人はたくさんいます。

 

クライムのブログでは、楽しむためのアイテムのご紹介だけでなく、秋田の暮らしを楽しむ人にもスポットを当ててご紹介していきたいと思います。

 

なお、「太田一杯の味噌汁プロジェクト」について詳しく知りたい方は、クライムにリーフレットがごさいます。また、プロジェクトのブログも開設されたそうなので、最新の情報はこちらをご覧いただければと思います。

 

 

 

 

 

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