秋のキャンプ研修に行ってきました。~クロサワの場合 in田沢湖キャンプ場~

秋のキャンプ研修in田沢湖オートキャンプ場 縄文の森たざわこ


毎年、新作ギアやアイテムの使い方を学んだり、スタッフ同士の交流を兼ねて行われるキャンプ研修です。春に計画していたものが今年は、コロナウイルスの感染拡大に伴い、実施困難な状況に。いつもと違う状況の中、新しいスタッフを迎え、混乱困惑しながらのお店の運営でした。しかし、私たち自身が楽しむことをあきらめないためにも、お客様に楽しんでもらう店づくりのためにも、やはりキャンプ研修を実施したほうが良いという判断で、各々日程を調整し、先日ようやっとトライすることができました。

 

お客様にご迷惑をかけないように、時間とキャンプ地を調整しながら、天気と相談しながらだったため、今回は、Climb(クライム)のある大仙市からアクセスのよい田沢湖を目的地に決定。1泊2日の強行軍でしたが、各々新しい”楽しみ方”と”気づき”を持ち帰ることができたようです。

 

研修の記録として、お店のオープンから5年目を迎えたスタッフのカズキと、今回新しく加入したクロサワのキャンプ体験をご紹介します。今回は、新しく加入したメンバーのクロサワの記録をどうぞ。

(カズキの記録はこちらから→https://climb-akita.com/blog/9632/)

 

 

 

秋のキャンプ研修in田沢湖 ~クロサワの場合~


はじめまして。入社1年目、新人スタッフのクロサワです。目まぐるしく過ぎてゆく日常に、気づけば秋。やっとお客様のお顔もわかるようになってきたところです。本来であれば、お店に立つ前にキャンプ研修を経験しているはずでした。しかし、イレギュラーな出来事の多かった2020年、研修の時期が延期に延期し、待ったなしでお店に立つことになりました。何事にも不慣れな状況でしたが、お客様にたくさんの事を教えていただきながら現在に至ります。そんな折、やっとキャンプ研修に出かけることができました。

 

 

子どもの時、大人に連れて行ってもらって参加したキャンプが楽しかった記憶は、今でもしっかりと残っています。子どもらしく走り回り、少しのお手伝いで美味しい食事にありつけた文字通り“楽しい”キャンプ。

 

中学生の時には、宿泊研修でテント泊をしました。友人と語らい、キャンプファイヤーを囲んで、出し物としてクラスごとに一生懸命練習をしたダンスを披露した懐かしく楽しい思い出です。

 

さて、成人してからのキャンプ・・・。
友人・仲間達とBBQをしたり、ロッジだったり、海の家へ行ったりといったアウトドアはぼちぼち経験があります。宿泊するにも、そこにはいつも屋根がある宿がありました。
しかし、子どもの時にキャンプに参加したとはいえ、記憶の中に「テントを張ったゾ」という自覚が見当たりません。加えて、子どもの時から相変わらず私は、専ら食べる要員。
気付いたらいい大人になっていましたが、わたしは所謂”キャンプ初心者”のようです。

 

 

今回キャンプに行く事になり、手始めに何を用意すべきか諸先輩方に相談し、まずは寝袋を用意することにしました。
それから、「やっぱりマグとシェラカップは必要だよなぁ」と初心者なりに考え、合わせて用意しました。

 

わたしが揃えた初めてのキャンプ用具はこちら。

 

・スノーピーク 寝袋の「SSシングル」
・スノーピーク 「スタッキングマグ雪峰 H300」
・笑‘s(ショウズ) 「SUSシェラカップ」

 

初めてのMyキャンプ用具にテンションが上がり、まずは記念撮影。

 

お店で日々商品を目にする中で、あれもこれもと目移りしながら熟考して厳選させてもらいました。

さて、こうして始まったキャンプ初心者クロサワのキャンプ研修。
わたしの目標は「テントを設営すること」でした。とてもシンプルですが、これこそがキャンプに参加する大人としての責務だと自分に言い聞かせて臨みました。他力本願の人間の小さな決意です。

 

 

PM2:00 いざ出発!

キャンプ場へ行く途中のスーパーに立ち寄って、食材を調達。あれもこれも食べたく飲みたくなる!たくさん買い込みたくなる気持ちをグッとこらえて荷物を積み込みました。車へ積む荷物の積み込み方も、考えたり工夫が必要だと実感。

 

 

 

PM4:00 テント設営開始

 

さあ、主題のテントの設営です。まず、テントが入った袋って意外と重い。コンパクトにボストンバッグみたいに収まっているけど、一人で持つのは慣れないうちは少し大変です。

木の位置や地面の勾配の具合を見ながら、先輩のリードのもと、まずは設営場所を決めます。
地には落ち葉やどんぐりがたくさん落ちていました。場所に寄っては勾配があり平衡ではありません。立っているのも不安定な場所では快適に眠れませんよね。

しっかり見定めてベストな場所を決めてくれました。

 

 

始めに、アメニティドームMに取り掛かりました。先端が色分けされているポールを、同じ色にマークがされている箇所に通していき、最後のポールを通したらテントが起き上がりました!

『テントが立った~!』設営が終わってないのに序盤で、初心者の私は感動を覚えました。

 

 

それからペグを打つ作業です。テント設営と言ったらコレでしょ。ハンマーでトントンと地面に打ち付けて行きました。石があったりうまく刺さらないところもありましたが、トントン進め、調子に乗って地面に深く打ち過ぎると、後で抜くのが大変ということを学びました。

 

それから、お次はヴォールトです。
ヴォールトはインナーテントが吊り下げ式なので『あら、本当に楽チン。』と、またまた感動しました。
実は、ヴォールトを設営する頃にはすっかり日が暮れ、気温も少し下がっていました。
時間も押していた為、わたしは灯り担当になって、ランタンのほのかな暖かさに助けられながら、ペグを打つ先輩をひよこのごとく追い掛けて、ロープを張ったり形を整えたりと、仕上げ作業をサポートしました。

 

 

PM6:30 テント設営完了

 

初めてのテント設営でしたが、テントの仕組みは思っていたよりシンプルで、難しいと感じることはありませんでした。暗くなってからは、陽があるときより少し大変でしたが、ランタンの明るさに感動し、また灯りのあるありがたみをしみじみ感じることが出来ました。

 

テント2張りにシェルターの設営で、初めて尽くしの私はかなり疲れました。これからまた食事の準備…と考えるとちょっと憂鬱になりそうでしたが、これを想定した食事のセッティングに。ご飯はライスクッカーで、ものの15分ほどで炊きあがる。用意したお肉は、グリルバーナー雪峰苑で、炭や薪を使わずすぐに焼き始めることができるのでした。

手早く準備をしたメッシュシェルターの中で、ビールで乾杯!!!

疲労と空腹の中、口に運んだ焼肉をそれはそれは美味しくいただきました。

ピッカピカのシェラカップに”たれ”を入れたら、やっと訪れた”キャンプしてる”実感にテンションが上がりました。

 

シェルター内で、石油こんろ「タクード」を焚いてもらったら、なんとまあ暖かいこと!!驚きと感動と一緒に、冷えた身体に温かさが染み渡りました。おかげで屋外に居ることを忘れるくらい快適に過ごすことが出来ました。

お腹も満たされてから、お待ちかねの焚火タイムです。
薪をくべるとメラメラと燃え上がる炎、その火が終わりに近づき静かにキラキラと輝く炭、
ずーっと見ていられる不思議。自然の中で過ごす夜、いいですねぇ~。

薪が燃え尽きた後は、ふかふかの寝袋SSシングルに包まれて夢の中へ…

寒さ対策として、手持ちのブランケット(大きめのひざ掛けです。)を一枚仕込みました。
(タオルケット欲しい派なので、大きめのバスタオルも。)そこまで冷え込む日でも無かった為、朝までとくに寒さを感じることなく気持ちよく朝を迎えることが出来ました。

 

 

 

翌朝

朝食は、ホットサンドクッカー「トラメジーノ」で作るホットサンド。そしてホットコーヒー。
スタッキングマグ雪峰に注いでいただきました。なかなか映えます。
お味も間違いなく美味しく、優雅なモーニングでございました。

 

ゆっくりと朝食を楽しんだ後は、テントの撤収作業です。

設営とは逆の手順で進めていきました。ペグを抜くときのコツや、ロープのまとめ方。テントの畳み方を教わりながら、昨日の作業を復習しながら進めてゆくと、テントの撤収作業は驚くほどあっという間に終わってしまいました。

何事も経験ですね。1回目よりは2回目。やり方も、意味も、理解が深まりました。

 

 

AM10:30 撤収作業完了。

こうしてキャンプ初心者クロサワの、初めての秋キャンプが終わりました。

実際にキャンプをしてみたら、想像よりも快適に過ごせて、シェルターやテントが欲しくなり、帰ってすぐカタログをチェックしました。こうして沼にハマって行くんですね…

寒さも心配していましたが、凍えることもなく、秋の景色の移り変わりを体感出来て大満足。秋キャンプ最高です!!!

 

まだまだ知らないことが多いですが、少しづつ知識を蓄えて次回のキャンプに向けて勉強していきます。

そしてやっぱり「実践あるのみ!」ですね。次のキャンプが今から楽しみです。

 

 

 

※今回ご紹介したアイテムはこちら。

▶Snow Peak (スノーピーク) ヴォールト SDE-080

▶Snow Peak (スノーピーク) SSシングル BD-105GY

▶Snow Peak (スノーピーク) スタッキングマグ雪峰H300 TW-123

 

 

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