Kazuki Blog
子どもと一緒に体験の旅、海を眺めながらファミリーキャンプ「神割崎キャンプ場」
先日、家族でキャンプに出掛けてきました。こんにちは!スタッフの菅原です。
眺めが良い場所でのキャンプにすっかりハマった我が家が今回出かけたのは、宮城県は南三陸町にある「神割崎キャンプ場」です。「ロケーションがとても良いのでオススメですよ!」とお客様に紹介していただいたキャンプ場です。
お昼頃にチェックイン予定で、AM7:00自宅を出発しました。「せっかく沿岸に行くのだからおいしい海鮮を食べたい!」という家族からのリクエストもあって、食材を現地調達するため、クーラーボックスはほぼ空の状態で向かいました。
車を走らせること約2時間半。
キャンプ場からは離れますが昼食と買い出しを兼ねて、「道の駅 おながわ」へ到着しました。太平洋に面し、新鮮な魚介類をはじめお土産も豊富にあります。
まずは家族みんなでお寿司を頂きました。新鮮で種類も豊富なお寿司を目の前に、子供たちも大喜び。もりもり食べて、お腹も満たされご満悦です。
チェックインの時間まで少し余裕があったため、広い道の駅を散策しながら食材の買い出しをしました。ここ「道の駅おながわ」は、JR女川駅の目の前に位置したいわばショッピングモール。女川のグルメを堪能できる飲食店のほか、雑貨店や観光情報センターを配備しており、震災復興に関する情報も得ることができるなど、ライフラインと情報発信のための基地となる施設です。
私たちが訪れたのが天気の良い週末という事もあって、たくさんの観光客で賑わっていました。すぐ近くのスーパーにも寄り食材の買い出しを済ませキャンプ場へ再出発です。
リアス式海岸をくねくねとひたすらに進むこと約1時間、神割崎キャンプ場へ到着です。管理棟でチェックインを済ませフリーサイトを目指します。
ここ神割崎キャンプ場は、フリーサイトの他に20区画あるオートサイトに車中泊サイトや、エアコンやAC電源も完備したリニューアルしたばかりというログキャビンもあります。サニタリーハウスには男女それぞれ洋式のトイレと、シャワー室、洗面スペースが併設されており、空いている際に24時間無料で利用できます。この日も多くのキャンパーで賑わっており、海が目の前のポイントにこそテントは張れませんでしたが、海を見下ろせる少し標高の高い位置に設営できました。
波の音と潮の香り、そして初めて聞くウミネコの鳴き声に、いつもとは違う場所に来たんだ!と子ども達は大はしゃぎ。日が暮れる前にと、すぐにキャンプ場の散策に出かけることにしました。ゴツゴツした岩歩道を歩いて下り海に出てみると、キーン!と刺さるような冷たい風と、いつもは嗅ぐことのない潮の香りが新鮮です。ゴツゴツした角ばった石やまん丸の石に触れ、子供と一緒に遊びました。
なんで丸い石があるのー?
山の上から流れてきた石がほかの石とぶつかり合って角がとれるからだよ。
へえ〜
キャンプ場は学びの場でもあります。子供たちの何で?が連発します。大人も知らない事だって沢山あったりして、調べて1つみんなで賢くなります。そんな魅力もキャンプならではですね。
日が暮れるまで遊んだあとは、お待ちかねの夕飯です。肌寒い中食べた豚汁は体に染み渡りました。そして、道の駅で買ってきたブリの刺身と大人は宮城の地酒に舌鼓。
日が暮れても常に聞こえる波の音と潮の香りがエッセンスとなり、特別な時間をさらに演出してくれました。
長時間の移動と少し肌寒いなか、目一杯遊んだ子供たちは早くもウトウト。焚火もいつもより早めに切り上げ、大人も寝ることにしました。
翌朝5:30、波の音と鳥の声で目が覚めました。
子供とトイレに行こうとテントのファスナーを開け外に出た瞬間、そこには絶景が広がっていました。
ちょうど日の出の時間、地平線の彼方から朝日が昇ってきました。
思わず、わぁ〜と息を呑み、
子供たちも綺麗〜と目を輝かせていました。
そう、この神割崎キャンプ場はこの朝日も有名です。今回のキャンプは、この朝日を子供たちに見せたかったといっても過言ではありませんでした。日に当たりキラキラと煌めく海面を見ながら朝から家族で散歩をしました。とても風情のある雄大な景色に気持ちが満たされました。
朝食を済ませ、撤収に取り掛かります。
えー!もう帰るのー?
子供たちも名残惜しそうにしていました。
帰りはせっかくなので、子どもたちに少しでも何か感じ取ってもらえたらと震災の事にも触れさせたいと思い、志津川の震災復興祈念公園と気仙沼まで足を伸ばしてから帰ることに。
津波で変わり果ててしまった町の様子の写真を見ながら、2人が生まれる前にこんな事があったんだよと説明をしました。気仙沼では、大きな船が点在する漁港を見ながらそして港町の活気あふれる姿に触れられて、これもまた今回旅の良い思い出となりました。
行くその土地や場所での楽しみ方を自分なりに見つけながら楽しむ「体験」こそがキャンプのそして旅キャンプの醍醐味だと思います。
朝晩冷え込みが厳しくなり、もうすぐ冬です。雪が降る前にもう一回くらいはキャンプ行きたいね〜なんて話しながら次に向けて更にワクワクしている我が家です。
※今回ご紹介したキャンプ場はこちら。
宮城県本吉郡南三陸町 神割埼キャンプ場