スノーピーク ヘッドクォーターズへ行ってきました!「カズキのスノーピークマイスター研修」

こんにちは!スタッフのカズキです。
先日、スノーピークが販売店向けに行なっている、マイスター研修に参加するため、スノーピークの本社がある、新潟県はヘッドクォーターズに行ってきました!
私にとって初のヘッドクォーターズ、そして初の新潟県。
私たちクライムがある秋田県の大仙市からは距離にして約300km、車で実に約6時間のロングドライブでした。
研修日程は5月10日、11日の2日間に渡って行われました。刺激たっぷり&感動しっぱなしの2泊3日の研修を振り返ってみたいと思います。

 

 

▶5月9日(月) 13:00 いざ、ヘッドクォーターズヘ出発!

 

午前中で仕事を切り上げ荷物をまとめ、店長と2人でいざ新潟へ出発です。秋田→山形→新潟と海沿いをひたすら南下。初めて運転する道でしたが、初めて見る景色、日本海のキレイな夕日…のおかげで、かかった時間を忘れるほど。思ったよりも早く新潟県へ入りました。


三条燕インターで高速を降り街中に入ると、所々にSnow Peakの看板が。
「おお〜ついに来たのか!」自分が今新潟にいる現実味がグッと増し、ワクワク興奮気味に運転していました。
看板の案内に従い進んでいくと、山の中に入り、辺り一面田園風景が…ここに本当にスノーピークの本社やキャンプ場はあるのか?と思うほどです。
不安に思いながら進むと、それは急に目の前に現れました。


巨大なガラス張りの本社社屋。そしてその後ろには広大なキャンプ場が私たちを出迎えてくれました。
18:50頃ついに、キャンパーたちの聖地「ヘッドクォーターズ」に到着です。


「おお〜!」と一気にテンションが上がり、運転の疲れなどどこかへ吹っ飛びました。
そして、日も落ちかけてきていたのでチェックインを済ませ、直ぐにテント設営に取り掛かりました。
今回は、アメニティドームMと、アメニティタープヘキサLセットをささっと設営。こんな急ぐ時は、設営が簡単なこのテントとタープの優秀さを身に染みて実感しました。
そしてその日の夜は、今年の春に新しく出来た「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」へ。

日帰り入浴や食事はもちろん、宿泊も可能な「浴」「食」「泊」を楽しめる複合型リゾート施設です。
世界的に有名な建築家である隈研吾氏が手がけた建物ともあって、建物の内装や外観や構造も楽しみの一つでした。
まず驚いたのは外観。およそ2万本の薪をビス止めして作ったという薪天井は、圧巻の一言。「こんな建物見たことない!」と、そのままひっくり返るかと思うほどの驚きと感動でした。

中に入ると、この施設のためにセレクトされたお土産や限定アイテムなどが販売されているブースがあり、買い物が楽しめます。
また建物内にあるレストランは、地域に根ざした食材もふんだんに使われており、食べてその土地の雰囲気を感じることも。
そしてお楽しみの天然温泉です。

4月15日に開業したばかりとあって全てが新しく整備されておりキレイでした。
内湯の窓はとにかく大きく、下田地域の景色を堪能できます。
露天風呂には、風呂の隣にメッシュ地のローチェアやFDチェアが並べられ、座ってくつろげる外気浴スペースがあります。
チェアに座り上を見上げると、その日は満点の星空。スーッと流れ星が何度も流れる光景は、鮮明に私の記憶に刻まれました。
目を閉じると、田植えを控えた水田にいるカエルの大合唱が遠くから聞こえてきます。
自分の家の近所で聞こえてくるカエルの声は鬱陶しさもありますが、ここで聞く鳴き声は、不思議と心地良ささえも感じました。

感動と興奮と長旅からの疲れもあり、その日は早めの就寝です。

 

▶5月10日(火)マイスター研修初日。

早朝5時に目が覚めました。
日が昇る頃にテントから出ると、昨晩とは全く違う姿でヘッドクォーターズの広大な敷地が目の前に広がっていました。それは、今回の体験で1番鳥肌が立った瞬間でした。


その美しさと、自然の醸し出す偉大さに思わず息を飲み、まだ静かなキャンプフィールドを散歩しました。


もともとは牧場だったというこのフィールドは、現在5万坪の広さを備えています。しかし今後約3倍の15万坪まで拡げる計画があるそうです。
どんなワクワクを提供してくれるのか、日本のキャンプ業界を牽引し続けるスノーピークからこれからも目が離せません。

 

13:00
スノーピークマイスター研修がついにスタートです。


今回は、東日本エリアの販売店を対象とした研修で、私たち以外にも東北圏内からは何店舗か参加されていました。もちろんスノーピークの全ての取扱店が参加した訳ではありませんが、様々な地域から様々な年代の方が来られていたので、それだけで刺激を受けました。


まずは、スノーピークの会社概要や歴史を学ぶ座学から始まり、その後実際にフィールドに繰り出し設営講習という流れでした。
座学では、初めて知ることや事前に知っていたことの答え合わせをしながらみっちり1時間少々学びました。
それが終わり、ついに設営講習です。
このフィールド研修では、我々販売店や自社スタッフにも設営講習などを行い、全国各地を飛び回って商品開発にも携わっているという設営のプロスタッフの方が担当してくださいました。


今回は、アメニティドーム、ヘキサタープ、ランドロックを使って、設営から撤収までを改めて一通り教えていただきました。
そこでみっちりと叩き込まれたのは、常に「風」に対してどのような対応をすれば良いのか、ということ。


キャンプは、自然相手のアクティビティです。天候が変わる状況でも、より安全に、楽しい時間を過ごすための知識や技術は、あらためて大事なことだと学びました。
例えば、「設営時に風が強い場合、どういう手順で設営すればいいのか」や、「張り綱」の重要性。そして、ペグの長さや打つ角度、フレームを入れる順番だったりと、とにかく勉強になることばかりでした。
テントやタープを立てる手順には全て理由があって、どういう効果が得られるかという丁寧な説明を受けて、聞いてるほうもスッキリ!納得して理解することができました。


私は、この学んだ事を秋田に帰ってお客様にきちんとフィードバックしたい、そして、こんな機会は滅多にないから聞き漏らすまい!と、必死に勉強してきました。とても為になったテクニカルな部分に関しては、お客様のご要望に応じて、商品説明の際などにお話したいと思うので、ぜひぜひお気軽にお尋ねくださいね!

 

17:00


たくさんの情報量で、正直頭の中がパンパンのまま日が暮れ、1日目は終了しました。
その夜、講習を受けて建てたアメニティドームの中で、研修のおさらいをしようと寝る前に撮った写真や動画を見返していましたが、途中でそのままスマホを握りしめたまま寝落ちしていました。

 

 

▶5/11(水)マイスター研修2日目。

2日目も朝早くに目が覚め、顔を洗いフィールド内の散歩に出かけました。
昨日の研修で知り合った他県の販売店の方と挨拶を交わしながら朝食を済ませ、その日の研修がスタートです。


この日は、前日に建てたアメニティドームの撤収と、タープやランドロックの設営撤収がメインの講習でした。
仮に雨が降っていた時の対処法だったり、乾燥の仕方を学び、朝から頭をフル回転させながら、一言一句聞き漏らすものか!の勢いで聞き入りました。


ランドロックの設営に関しては横幅約6m弱、高さは約2mもある大きい幕の割に、ポイントをおさえると思っていたより楽に設営撤収ができるということがわかりました。私の中でランドロックが、「手の届かない憧れの幕」から、「手が届きそうな身近な存在」に変わり、説明を聞けば聞くほど、見れば見るほど、建てれば建てるほど…に、欲しくなっている自分がいました。そして帰る頃には、「必ず手に入るぞ!」と胸の中で誓っていました。

 

13:00
フィールド研修終了。テント・タープの設営講習終了後は、本社と社屋内にあるSnow Peak MUSEUMへ行き、ユーザーから寄贈されたという数々の昔の銘品を見学。

今も変わらぬデザインのものだったり、時代の移り変わりやその時のニーズやトレンドに合わせて商品が具現化されているのを間近で見ることができました。ユーザーに愛され、且つメーカーとユーザー一緒の目線でモノづくりがされているなあと感動しながらの見学でした。

 

その後は、初日に利用したSPA、そして完全予約宿泊施設のvilla棟とトレーラーハウス住箱の見学です。


特にvilla棟と住箱は、中まで入らせていただくなど、初めて尽くしの体験をすることができました。


スノーピーク製品が使われているのはもちろん、大きなガラス窓から見える景色は、室内であるのに、豊かな自然そのものの中にいるかのような感覚をも覚える非日常体験でした。スノーピークが作り上げる「至極の時間」をここ「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」で、いつかは過ごしてみたいと心から思いました。

 

14:00
全日程終了。研修を振り返ってみると、あっという間の時間でしたが、私にとっては初めての新潟の地そして初めてのスノーピークHQ。本当に濃密な3日間でした。
秋田のお店にいるだけでは感じる事が出来なかった、スノーピークの世界観。


商品、サービス、スタッフの方々の一挙一動、建物、全てから共通して感じたことは、「無駄がなく研ぎ澄まされいる」ということでした。
研修初日、スタッフの方から「今回の研修で、皆さんには色々と学んでもらい、スノーピークの伝導師として各店舗でお客様の前に立って実践してもらいたい」と言われてスタートしました。

今後は3日間の学びを生かして、その洗練された商品や世界観を伝えるための「伝道師=スノーピークマイスター」として恥じぬように、店頭に立ちたいと思います。そして、目で見て、肌で感じた経験を基に、的確な商品選定のお手伝いをさせていただきたいと思います。

それにしても、ヘッドクォーターズのあの景色は本当に素晴らしかったです。秋田の美しい自然に慣れ親しんだ私でも、感動するような「景観」と出会うことができました。決して忘れられない体験になったし、家族を連れてキャンプしたい場所になりました。そして、さらに深く深くスノーピークのファンになった3日間でした。

お伝えしきれていない感動はまだまだありますが、良ければご来店の際にお話させていただければと思います。

こんな素敵なメーカーの商品達を取り扱えていることに感謝し、これからもお客様に丁寧に良さを伝えていければと思う研修となりました。

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