ネイチャ-ゲーム体験 〜その1

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先日、大仙市太田町にある横沢公園にて、こどもエコクラブさん主催の環境教育に関するイベントに参加させていただきました。

親子でやってきた参加者たちが幾つかのグループにわかれ、水や生き物、森林などの環境をテーマにした5つのブースを巡るという物でした。

環境教育について、知識のないまま参加した私たちは、ドギマギしながらリーダーについて移動。

 

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まず初めに体験したのが、「カモフラージュ」というゲームです。
小川沿いの木立の下あたりをロープで囲った場所へ到着。
先生がおっしゃるには、「違うものを探して教えて欲しい」との事。

皆、顔を見合わせて「?」

「自然の中で生活する生き物は、自分の身を守るために、色や形を周りの環境に似せて、敵に見つからないようにカモフラージュして生活しています。逆に、子孫を残すため、わざと周りと違う目立つ色や形をして、自分を見つけやすくしている生き物もいます。このロープの中に、本物そっくりだけど、生き物でない偽物が隠れています。また、生き物だけど「違うなぁ」という物も隠れています。それを見つけて教えてください。五感を研ぎ澄ましてぇ、はい、スタート!」

先生の合図とともに、顔に「?」を貼り付けたままゲームが開始しました。

すぐに、草むらに隠れた鉛筆や、おもちゃの昆虫を発見。「あぁ、偽物を探せばいいのかぁ」と理解し、簡単簡単、とあたりを散策。
あらかたおもちゃや造花を探し終わると
先生が、「まだまだあるよ。」とニヤニヤ。

そう、「生き物だけど、違う物」がまだです。「何でしょう?」

やがて、「この花、本物だけど、ここには咲いてないよ!」とか、木の幹にくっついているカブトムシのおもちゃを見つけて、「カブトムシは秋にいないよね!」と、色々な意味で「違う」物を子供たちが発見。

一通り探し終えると、みんなで何で「違う」のか確認し合いました。

先生は、
「偽物の虫や生き物は、みなゴミになる。こここにあってはダメだね」
「本当の生き物でも、この辺りに咲いたり生えていない植物や住んでいない生き物は、生態系といって、今ある生き物の生活を壊すからいてはダメだね」
「季節は秋なのに、夏の虫がいるのはおかしいよね」
おっしゃいました。

身近にある物でも、注意深く観察してみると、色々な気づきがあるものです。
ゲームを通して、楽しく興味深く、環境対する気づきと考察ができるとても良い体験でした。

 

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最後に、「わたしの木」を決めて、一年を通して観察してみるのも面白いよ。と、教えてもらいました。

自分の家の庭に生えている木でもいいし、近所の公園にある木や、いつもの帰り道に通る木でもいい。気に入った木を「わたしの木」に決める。そして、その木が一年でどのような変化を見せるのかを観察してみる。
木の葉が青から紅葉の赤に変わる様を見たり、その木にやってくる虫や鳥を見たり、季節の変化と時間がもたらす「違い」を見る。

日々の生活の中で、色々な気づきを体験できる、とっても簡単で面白い方法ですよね。

みんなで出かけた先で決めるのも良いかもしれません。「ああ、秋になったね。あの木は今頃どんな様子か見に行ってみようか?」なんて、新しいお出かけの楽しみが増えるかもしれません。

初めは「?」だった顔が、みんなキラキラした「!」の顔になって終了。次はどんな体験が待っているのかな?

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